香りは高齢者の食に快さを運ぶ
2022.05.09
皆さんは認知症予防の改善にアロマオイルでの芳香浴が効果的で有る事が研究報告されている事をご存知ですか?
人の脳には記憶を司る海馬が有り、認知症を発症すると最初にダメージを受けるのは、海馬と直接繋がる臭いを感じる嗅神経です。
このダメージが海馬に伝わり脳の部位にも影響し悪化します。
特に味覚の部位は早くダメージを受け、味が分からなくなります。味覚と嗅覚は神経の繋がりが深いからです。
しかし嗅神経は他の脳とは異なり再生力が高く、嗅覚刺激で機能を再生させれば、海馬も活性化し、認知症の予防に繋がると浦上克哉医師は報告しています。
では私が訪問時に使用しているアロマオイルと作り方をご紹介致します。
「傾眠中の方に使用」
ローズマリー
ペパーミント
ベルガモット又はレモン
コーヒーカップお湯に1滴づつを芳香浴してもらいます。
「興奮状態の方に使用」
ラベンダー
ゼラニウム
スイートオレンジ
「消毒スプレーの作り方」
消毒用アルコール30ミリに
ローズマリー
ペパーミント
ベルガモット又スイートオレンジ
上記を3滴ずつ入れる。
これで香りの良い消毒スプレーが出来ます。
「肌に直接付け荒れないスプレーの作り方」
無水アルコール10ミリ
精製水20ミリ
こちらに、上記のアをロマオイル3滴ずつ入れる。
「アロマオイル3個も用意出来ない方へ」
目覚めが悪い時
コップにお湯
ローズマリー2滴
イライラしている時
ラベンダー2滴
こちらで代用でもOKです。
是非皆様も試して嗅覚刺激で海馬の活性化し、いつまでも美味しく食事を楽しんで下さい。
歯科衛生士
大塚 博子