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久しぶりの歯医者は怒られる?歯医者の選び方や事前にするべきことを紹介

2024.09.17

歯科医の説明

苦手だから、面倒くさいから、時間がないからという理由で歯医者を避けていたり、治療中なのに次の予約をとらないまま放置してしまい、次の受診の際に怒られるのではないかと不安になる人もいるでしょう。

口内のトラブルを治療せずに放置した場合、歯医者で怒られる・怒られないに関係なく、症状が悪化することで自身が不快な思いをすることにもつながります。

では歯医者の受診で怒られないようにするためには、虫歯などの症状を放置しない以外にどのような対策ができるのでしょうか。

この記事では、「怒られるのでは?」と患者さんが不安になる理由や、歯医者に行かずに虫歯や歯周病を放置した場合に発生する問題について紹介します。

歯医者が苦手でなかなか受診する勇気が出ない人や、予約を先延ばしにしていて怒られないか不安な人はぜひ参考にしてください。

久しぶりの歯医者で怒られるのでは?と思う原因

歯科治療

久しぶりの歯医者で、患者さんが怒られるかもと考えるのには以下の原因が考えられます。

口腔内の状態が悪い

口内環境が荒れている、ボロボロだと厳しく指摘されるのではと心配になる場合があります。

怒られることを心配するケースのほか、悪化した口腔内をみられるのが恥ずかしいと感じるケースもあるようです。

しかし、歯医者は患者さんの歯を治療したり、虫歯や歯周病を予防するのが仕事です。怒ったところで症状が良くなるわけでもないため、無闇やたらに怒ることはありません。

あまりに虫歯が悪化していたり歯周病が進行していたりすると、歯医者は患者さんのためにきつく指導する可能性もありますが、悪化した口内環境は歯医者に行かないと治療できないため、可能なかぎり早めに治療しましょう。

以前に怒られた経験がある

過去に歯医者で怒られた経験から、次も怒られるかもと心配になったり次の受診をためらってしまったりしてしまう方もいます。

しかし口腔内がひどく荒れている患者さんは歯医者にとっては珍しくないため、基本的には受診しても怒られることはまれでしょう。

久しぶりの歯医者で怒られるのが不安な人や以前に怒られた経験から歯医者に抵抗がある場合は、受診する歯医者を変えてみるのもひとつの方法です。

虫歯を放置するとどうなる?

歯の痛み

虫歯が悪化すると多くのデメリットが生じるため、歯医者では患者さんが困らないように厳しく指導することもあるでしょう。

ここからは、虫歯を放置することで発生する問題について紹介します。

虫歯は、以下のような段階を踏んで徐々に悪化していきます。

C1の虫歯

C1の虫歯は、歯を覆うエナメル質が溶け、小さな穴があいている状態です。

黒く痛みはほとんど感じませんが、冷たいものが少ししみる場合があります。

虫歯の進行度としては序盤であるため、この時点で虫歯に気付ければ簡単な処置で済みます。

C1の虫歯は歯の表面に茶色や黒っぽい色でみられ、患部を削って詰め物をする治療法が一般的です。

C2の虫歯

C2は、エナメル質の下層にある象牙質まで虫歯が進行している状態です。

象牙質は歯の本体を形成する部分で、ここに冷たいものや甘いものが触れたり直接刺激を与えたりすると痛みを感じる原因になります。

C2では虫歯になっている部分を削り、プラスチックやセラミックなどの詰め物をしたり被せ物をしたりしますが、型取りのみ行い次回受診時に補修などの治療をする場合もあります。

C1の段階と比較して治療の際に痛みをともなうため、麻酔が必要になるケースが多いです。

C3の虫歯

C3は、虫歯が歯の中心部分にある神経まで侵食している状態です。

食べ物を咀嚼したり、冷たいものや熱いものを口にしたりしなくても歯にズキズキとした痛みを感じます。

虫歯の状態がC3以上まで悪化すると、神経が通っている根元の管から神経を抜き、消毒によって歯根内部を清潔にしてから薬を詰めて被せ物をする根管治療とよばれる処置が必須になります。

また治療中は処置を行っている歯に口内から細菌が入り込まないように、ゴムでできたシートで治療中の歯を覆い感染対策をするなど、細心の注意が必要です。

C3では治療に時間がかかり、回数は少なくとも5回、期間は1ヶ月以上を要します。

C4の虫歯

C4は、歯が歯根まで虫歯に侵食されて大部分が溶けて損傷している状態です。

虫歯をこの段階まで放置すると神経が壊死するため、一時的に痛みがなくなったと感じることがありますが、歯根が化膿すると再び激しい痛みを伴います。

この段階になると歯が虫歯によって歯根まで蝕まれているため、歯が残せないケースが大半です。

インプラントや入れ歯、ブリッジを用いて、失った歯の機能を補うための処置を施します。

C4まで虫歯が進行すると通院に時間とお金がかかるほか、大切な歯を失ってしまうリスクがあるため、放置せず早めの治療を心掛けましょう。

歯周病を放置するとどうなる?

歯周病の説明

歯周病は、プラークのなかに存在する歯周病原細菌が引き起こす炎症性の感染症で、歯茎に炎症が起こるほか、進行すると歯槽骨が溶けることで歯が不安定になる、または抜けてしまう可能性がある疾患です。

歯周病を予防するためには、定期的に歯医者に通い歯石取りの治療をするのが有効ですが、対策をせずに歯周病が進行すると以下の危険が及ぶリスクがあります。

軽度

軽度の歯周炎では、歯を支える骨やその骨と歯の根元を結びつける歯根膜まで炎症が広がり、歯周ポケットが拡大します。

その他、歯を磨くと出血する、歯茎の腫れが起こるといった症状も特徴です。

ただし、これらは一時的な症状であり、なかなか歯周病にかかっていることを自覚できないケースもあります。

中度

中度の歯周炎では炎症がより拡大し、歯茎が赤黒く腫れます。

さらに歯周病菌が歯槽骨を破壊することで、歯にグラつきが起こるのが特徴です。

歯周ポケットは深くて7mmほどにまで広がり、歯茎からの出血が増えるほか、膿や口臭が発生するケースもあります。

軽度では歯周病の自覚がなく、この段階まで歯周病が悪化してはじめて気付く人も少なくありません。

重度

重度の歯周炎では歯を支える歯槽骨が破壊されるため、食べ物が咀嚼できないほどに歯がグラつきます。

歯周病が最悪の状態まで進行すると歯が抜け落ちてしまい、失った歯は元には戻せません。

歯が抜け落ち自身の力で飲食ができなくなると、咀嚼力や食欲の低下によって食事の楽しみを感じなくなることにつながり、精神面や栄養面にも悪影響を及ぼします。

全身に症状が及ぶ場合も

歯周病が末期まで進行すると、以下のように全身に及ぶ感染症を引き起こすリスクがあります。

  • 狭心症
  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • 妊娠合併症
  • 呼吸器疾患
  • 関節炎
  • 誤嚥性肺炎

歯周病の進行する速さには個人差があり、早い場合は20代ですでに歯が抜け始める可能性があります。

歯周病を放置すると多くの合併症を発症するリスクがあるほか、糖尿病や骨粗鬆症、遺伝子疾患などは歯周病の進行と重症化に関与するとされています。

歯周病はブラッシングやセルフケアによって予防が可能ですが、罹患したら自力では治せず、歯医者での治療が必要です。

毎日正しい方法で歯磨きをするほか、定期的に歯医者に通うことで歯周病の予防に努めましょう。

怒られない歯医者とは

歯磨きの指導

虫歯や歯周病を放置するのは危険だとわかっていても、怒られるのが不安で受診に抵抗がある場合は、以下の点を考慮して歯医者を選ぶのがおすすめです。

丁寧にカウンセリングをしてくれる

歯の状態にかぎらず、不安な気持ちや心配していることなどを汲み取って丁寧にカウンセリングしてくれる歯医者を選びましょう。

怒られることを怖がって萎縮すると、自分の現状をうまく伝えられないことで適切な治療や指導が受けられない場合があります。

親身になって聞き取りをしてくれる歯医者であれば、怒られる恐怖心が軽くなり次回から安心して受診できるでしょう。

セルフケアの方法を教えてくれる

口内の健康を維持するためには日常の歯磨きや口腔ケアが有効なため、適切なセルフケアの仕方を指導してくれる歯医者を選ぶのがおすすめです。

とくに歯周病の予防には、歯医者で行う歯石取りのほかプラークをためないように自分で正しく歯磨きを行うことが大切です。

患者さんひとりひとりに合ったセルフケアの方法を教えてくれる歯医者を見つけることで、定期的な歯石取りにも利用しやすくなり、より効果的に虫歯や歯周病を予防できるメリットがあります。

どんな痛みがあるか教えてくれる

治療の際、痛みがある処置をする場合に事前に説明をしっかりしてくれる歯医者を選ぶのが大切です。

歯医者が苦手だとされる理由には、怒られるかもしれない不安を感じるほかに痛みに恐怖を感じることが理由として挙げられます。

歯医者の麻酔は塗布するタイプや吸入するタイプなど、針を刺さなくても使用できるものが普及しつつありますが、なんの前置きもなくいきなり痛みのある処置をされると恐怖や不信感を感じるきっかけになります。

また麻酔だけではなく、歯を削ったり抜いたりするなど、少しでも痛みがある場合には細やかに声掛けをしてくれる歯医者は親切で信頼できます。

治療や通院に対する不安をケアしながら心配事を取り除いてくれる歯医者を選択しましょう。

久しぶりの歯医者に行く前にするべきこと

歯医者の受付

久しぶりの歯医者で怒られるかもと不安になる場合でも、勇気を出して可能なかぎり早く受診しましょう。

虫歯や歯周病などの口内に発生する病気は早ければ早いほど負担を抑えて治せるほか、治療が遅れると手遅れになり抜歯しなければならなくなるリスクがあります。

久しぶりに歯医者にかかる際は、以下のポイントを押さえておくことをおすすめします。

事前予約

久しぶりに歯医者に掛かる場合は、事前に予約をとりましょう。

電話予約のほか、ネット予約やアプリでの予約を導入している歯医者などさまざまです。

口内環境の荒れ方がひどく怒られないかどうしても心配な場合は、電話予約の段階でその旨を伝えておくと当日驚かれることなくスムーズに受診できるでしょう。

また電話対応の様子で、同じケースの患者さんに慣れているかどうかをある程度察することもできます。

歯周病が進行するほど治療の際に複雑な処置が必要になるため、事前予約で現状についてあらかじめ伝えておくと、歯医者もどんな患者さんが来るか知ったうえで用意ができ、怒られる可能性が低くなるでしょう。

親身になって治療してくれる歯医者を選ぶ

歯医者を利用する際は、患者さんの目線に立って思いやりのある治療をしてくれる歯医者を選びましょう。

久しぶりの歯医者で怒られるかもと感じる原因がいままで通っていた歯医者にあるなら、受診する歯医者を変えるのがおすすめです。

歯医者は、特別な手続きや紹介状がなくても自由に変更できます。

久しぶりの受診で怒られるか不安なとき以外にも、事情がある場合は無理せず利用する歯医者を変えてみましょう。

なかには患者さんのためを思って強い口調で指導をする歯医者もあると思いますが、口腔内の問題はデリケートなため、自分が不快に感じる歯医者に無理をして通う必要はありません。

ホームページで理念や環境を確認する

歯医者が掲げる経営理念や院内の環境について、ホームページなどで事前に下調べしておくのがおすすめです。

患者さんに寄り添った治療・親身な対応などをモットーに経営している歯医者や、プライバシーが保護される環境の歯医者を選びましょう。

プライバシーに配慮した歯医者だと、万が一怒られる場面があっても他の患者さんに聞かれて恥ずかしい思いをせずに済みます。

また久しぶりの受診で優しく対応してくれた歯医者であっても、毎回同じ歯科医師が担当してくれるのかが重要なポイントです。

まとめ

今回は、久しぶりの歯医者で怒られないためのポイントや、歯医者に行かず虫歯や歯周病を放置するとどのような悪影響があるのかについて紹介しました。

虫歯や歯周病が悪化してから歯医者を受診すると、きつい口調で叱られたと感じるケースはゼロではありません。

しかし、基本的に歯医者で患者さんを叱ることはまれなため、治療と治療のあいだが空いてしまった場合でも勇気を出して受診することをおすすめします。

ラビット歯科では、ひとりひとりに合ったセルフケアの方法を患者さんと一緒に考え、誰もが抵抗感なく通える歯医者を目指しています。

お子さんから高齢者の人まで、怖がらず楽しく通える行きつけの歯医者として、ぜひご利用ください。



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