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舌と歯並び

2022.07.09

こんにちは
訪問部、歯科衛生士の遠藤です。
皆さんは舌の位置や癖が歯並びにも影響を及ぼすことを知っていますか。
舌はいつもどの位置にあるでしょう。下の歯の裏側、上下の歯の間、前に出て唇に触れているということはないですか。
 実は舌の定位置は上あごに付いている状態なんです。

いつも舌が口の中で低い位置や前方にある人は無意識に歯を押していて、飲み込むときにさらに強い力で歯を押し出します。これを舌癖といいます。
私たちは1日600〜2,000回飲み込む動作(嚥下)をしています。そのため、この舌癖がある人は出っ歯になったり、歯と歯の間にすき間が開いたり、上下の歯が噛み合わなくなることがあります。また、話をするときには、そのすき間に舌が入るため、サ行、タ行、ナ行、ラ行などが舌足らずな発音になることもあります。

でも、舌癖はほとんどが意識することやトレーニングによって治すことが出来ます。舌は筋肉のかたまりですので、筋トレが有効です。心当たりのある方は以前のブログでもあった舌回しを実践してみましょう。
唇を閉じて、舌で上唇→頬→下唇→頬と中からぐるりと押し回します。左右5周ずつくらいから始めて下さい。そして唾がたまったら唇を軽く閉じ、舌先は上あごのスポットに付け、奥歯をかんで飲み込みます。
正しい舌の位置と飲み込み方を意識して、日常生活の中でそれらが習慣になるようにしましょう。



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