保険診療紹介①:CR修復 と 相撲
2019.01.16
みなさんこんにちは。
春日部ラビット歯科院長の吉田です。
以前投稿した保険診療のブログが好評だったので、
再度投稿してみます。
コンポジットレジン修復(以後CR )は
現在の歯科医療の中で
最も多く行われている診療かもしれません。
虫歯などを削った穴に、
プラスチックとセラミック粒子の混合物を詰める処置です。
CRが開発される以前は、
「アマルガム」という
アレルギー性があり、審美的でない合金が
保険診療の適応として使われておりました。
今回はそんな古いアマルガムを除去し、
CRを行った症例写真をお見せします。
上記の黒い詰め物がアマルガムです。
アマルガムの境目が汚れています。
古い詰め物は境目から虫歯がどんどん進行します。
年配の先生方は使い慣れているせいか、
未だに20代前後の若者の口の中にも見られます。
日本人は世界屈指の先進国でありながら、
自分の口の中に対しての意識が低い。
と、よく学会やセミナーで話題になります。
ちなみに、アマルガムは
現在では保険診療でも使用を認めておりません。
![](http://kasukabe-rabbit-haisha.com/wp-content/uploads/2018/12/e410e1711e4543f42b97cd3053863e9b-600x450.jpg)
アマルガムと感染した歯質を取り除きました。
![](http://kasukabe-rabbit-haisha.com/wp-content/uploads/2018/12/695e356202f672ad6e522c622f570404-600x450.jpg)
CR修復を行なった後です。
(せっかく頑張ったのにカメラの性能が低いのが残念。)
細かい作業が大好きな私には、
まさに趣味の範囲で最高の治療です。
歯にも様々な色があり白一色ではありません。
黒み、黄色味、透明感。
形も人それぞれです。
歯の大きさ、溝の形、噛んで磨り減った様子。
限られた材料で納得のいく仕上がりが出来た時は
楽しくてしょうがなくなります。
あくまで趣味のレベルですが、
もっと上手く出来るように
日々のCR修復に没頭中です。
さ相撲です。
つい先ほど
横綱稀勢の里の引退が報道されました。
心から尊敬できる、
誇らしく思う横綱でいてくれた事、
感謝いたします。
本当にお疲れ様でした。