6月17日 8時02分現在
起床。
先日までの疲れが抜けない。目が開かない・・・。
電話で中島先生を起こす。
先生、プチ遅刻に慌てて電話を切る。
格安の宿のため、隣の部屋の慌てっぷりが音で伝わる。
スクランブルでチェックアウト。
昨晩買った丈の合わないジャージとTシャツ姿の先生。
すっかり老け込んだ顔のまま出発。
いざ益城町へ!
遠くから見た熊本城は瓦が所々剥がれている。
熊本の精神的支柱の一つでもあるこの城にもぜひ頑張ってもらいたい。
また来るね。熊本。
眠い目をこすりながらも順調に熊本市内を抜けるが、益城町近くから
急に車の振動が激しくなる。
道路の凹凸が激しく、ひび割れも多い。
進むにつれ、周囲の建物の被害状況も加速的に酷くなる。
昨日の雨で泥だらけのボランティアセンターにつく頃には、
想像を超える被害状況を見て私達は精神的に圧倒されてしまっていた。
最近はボランティアの数が減ってきているとはいえ、この日は約300人の方々が集まっていた。
でも本日の必要人数は約200人。
9時半には仕事の役割分担は終わり作業に入る。
何もできずに帰る方もいる。
一般のボランティアでは出来ることが少ない。
基本作業は支援物資の整理や簡単なガレキやごみの撤去。
崩れそうな建物や、中まで雨ざらしになっている家、崩れ泥だらけの崖や道は
まだまだたくさんある。
しかし、そんな危険なところに素人を入れられないのが現実。
決してやることが無いのではなく、出来ることが少ないだけ。
被害を受けた過酷な環境の中で、日々出来ることを一つ一つ解決していくしかないのが
被災地の現状だった。
まだまだボランティアは日々必要だ。
継続的に多くの人が協力して支援していかないと、とてもじゃないが復興はできない。
それをとても強く理解させてもらった支援活動になりました。
すごく疲れたけど、なぜかこっちがやる気を貰った気がする。
明日も仕事だ!
帰りはバスじゃなく新幹線だ!
でもまずこっから博多までレンタカー返さなきゃだ!
そのあと新幹線だけで5時間もかかるんだ!
帰るの深夜だ!
頑張って帰ります!!