「うちの子の歯並び、デコボコなんだけど、このままで大丈夫なのかしら?」
「受け口で、歯科検診のときに様子をみましょうって言われたけど、大丈夫なのかしら?」
お子さんの歯並びは、自分の歯並び以上に気になるものです。
「大丈夫か?大丈夫じゃないか?」が分からないので余計心配になってくるのです。
心配な事として・・・
・歯並びが悪い
・口呼吸
・噛み合わせが悪い
・口が開いている
ということを気にされている親御さんが多くいらっしゃいます。
「いきなり歯医者さんに行くのも気が引ける・・」
そんなときは、以下のチェックポイント5つが参考になさってください。
お子さんの歯の心配なところチェックポイント5つ
1.出っ歯
2.デコボコ
3.受け口
4. 前歯が閉じない
5.噛みあわせが深い
思い当たる節はありましたでしょうか?
見た目だけじゃない!歯並びを治すことのメリット
「でも、歯並びが悪くて困るのは、見た目だけでしょう?」
残念ながら、見た目以外の問題があるということが最近の研究でわかってきています。
「問題がある」ということは、「治せば良い事がある」ということ。
歯並びを治す事で、どんな良い事があるのでしょうか?
1. 病気(風邪・虫歯)になりにくくなる
「歯並びがなんで病気と関係あるの?」と思うと思いますが、その元凶は口呼吸です。
「どうして口で息をしちゃダメなの?」その理由とは・・
口呼吸だと・・・
A.酸素の取り込み効率が鼻呼吸の3分の1になる
B.口の中が乾くので、唾液(だえき)によるお口の自浄作用が落ち、虫歯や歯周病にかかりやすくなり、口臭もきつくなる
C.鼻呼吸は、調温湿度・フィルター機能つき。口呼吸は、バイ菌がダイレクトに入ってくる
最近盛んに言われている「口呼吸NG、鼻呼吸がいい!」という理屈はまさにコレなのです。
2. いい呼吸が出来るようになる
酸素の取り込み量が増えると、頭がスッキリする、良い睡眠が取れます。
3.ベロや口の周りの筋肉のバランスが整う
口の周りの筋肉が弱かったりバランスが悪いと、口が開いたまま=口呼吸になりやすくなります。
また、ベロの位置が低いと同じく口呼吸になりがちです。
「・・では、一体どうしたらいいの?」
当院では、柔らかいマウスピース型の矯正装置「プレオルソ」をおススメしています。
プレオルソは、10歳くらいまでのお子さんのあごの成長をうまく利用して、歯並びを矯正する装置です。
こどもの矯正Q&A
「矯正の事って、ネットで調べても、いろいろありすぎてどれを信じていいか分からない・・」
まず、分からないことをクリアにするために、多くの親御さんからの質問されたことをQ&Aにまとめてみました。
- Q.何歳からスタートできるの?
- A.5~6歳から始められ、10歳くらいが治療開始のリミットです。
- Q.ワイヤーの矯正は痛いと聞いたのですが・・・。
- A.プレオルソなどの取り外しが出来るマウスピース式の矯正は、一般的に痛みが少ないと言われています。 痛みを感じた場合は、都度ご相談ください。
- Q.ご飯の時、学校へ行く時も入れておくのでしょうか?
- A.いいえ、ご飯のときは外してください。また、学校へしていく必要もありません。
- Q.1日何時間くらい入れるのですか?
- A.寝る時間プラス1時間とお考えください
- Q.どんな器具を使うのでしょうか?
- A.こんな器具です。(やわらかいです。)
気をつけていただきたいこと
取り外しが出来るということは、入れないという選択も出来るということです。
でも、装置を入れないでいたら、矯正の効果は現れません。
取り外しOKはメリットでもありますが、デメリットでもあります。
お子様と親御さんの協力なくては、治療が進まないのです。
諸刃の刃だということもご承知置きください。
もちろん当院スタッフも全力で協力します。
困ったことがありましたら、いつでもご相談ください。
分からないこと、不安なこと、どうぞお聞かせください
ココまでお読みいただきありがとうございました。
「うちの子の場合、どうなんだろう?」
そんな時、当院の歯科医師が一緒に考えます。
「わからない」ことは「不安」なこと。
親御さんが不安だと、お子さんもその不安を察します。
ネットで調べても、いろいろな矯正器具があって、期間もお金もまちまちでどうしたらいいかわからない・・。
「わからないこと」が「わかった!」に変われば、親御さんの笑顔も増える=お子さんの笑顔も増えます。
矯正をしなくていいということになれば安心しますし、矯正をするのであれば、どれくらいの費用と時間が掛かるのか?が分かってホッとします。
「もっと早く相談しておけばよかった・・・」ということのないように、まずは一度お話をお聞かせくださいませ。
院長よりメッセージ
矯正治療は、1回2回の通院で終わる治療ではありません。
取り外しの出来る装置は、親も子供も根気が必要です。
くじけそうになる時もあると思います。
僕も子供がいるので、親御さんの気持ちは痛いほどわかります。
そんなときに寄り添って一緒に伴走できるように、お手伝いができればこんなにうれしいことはありません。
子供のうちなら取り返せるけど、大人になったら取り返せないこともあるのです。
心配なこと、一度お話聞かせください。