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銀歯を白くしたい!保険適用と自費治療を比較して紹介

2024.09.18

歯

保険が適用される銀歯の詰め物や被せ物ですが、口を開けた際に目立ってしまうため、白い歯に替えたいと悩んでいる方も少なくありません。

銀歯を白くしたい場合、保険適用の治療方法と自費での治療方法から選択できます。

この記事では、銀歯を白くできる治療方法についてメリット・デメリットと合わせて解説します。

銀歯を白くするメリット・デメリットもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。

銀歯を白くする保険適用の治療

歯の被せ物

銀歯を白くする保険適用の治療は以下の4つがあります。

  • コンポジットレジン
  • 硬質レジン前装冠
  • 硬質レジンジャケット冠
  • CAD/CAM冠

ここでは上記4つの治療方法についてそれぞれ解説します。

コンポジットレジン

コンポジットレジンは、セラミック粒子と合成樹脂を混ぜ合わせた白いプラスチック素材のことで、比較的小さい虫歯の治療に使用されます。

歯に詰めた後に特殊な光を照射することで固まる性質を持っており、様々な歯の形状の修復に使用可能です。

コンポジットレジンのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
  • 歯型を取る必要がなく、負担が少ない
  • 削る量を少なくできる
  • 天然歯に近い色味になりやすい
  • 金属アレルギーの心配がない
  • 治療が短期間で済むケースが多い
  • 長期の使用により変色することがある
  • 強度が弱いため大きな虫歯や奥歯の修復には不向き

金属を使わないため金属アレルギーの方でも使用できる治療方法となっています。

また天然歯に近い色味にできるメリットがありますが、長期間使用していると変色することがある点には注意が必要です。

コンポジットレジンは保険適用範囲に制限がなく、保険を適用した費用目安は1,000〜2,000円程度となります。

硬質レジン前装冠

硬質レジン前装冠は、金属のフレームにレジン(白いプラスチック樹脂)を張り合わせたもので、主に前歯の治療で使用されます。

表側にレジンがついているため見た目が良く、中身が金属のため高い強度も持ち合わせています。

硬質レジン前装冠のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
  • 見た目が白くなる
  • 中身が金属のため強度が高い
  • 保険適用範囲が狭い(前歯から3本目まで)
  • 表面が樹脂素材のため着色しやすい
  • 自費のセラミック素材よりも色の種類が少ない
  • 角度によっては裏面の金属が見えてしまう場合がある
  • 金属によって歯ぐきが黒ずむことがある

硬質レジン前装冠は前歯から3本目まで(中切歯・側切歯・犬歯)が保険適用範囲となっています。

また表面が樹脂素材となっており着色しやすいため、コーヒーやチョコレート、紅茶、ワインなどのように色が濃い飲食物を好む方は注意が必要です。

硬質レジン前装冠の保険適用費用は5,000〜8,000円程度が目安となります。

硬質レジンジャケット冠

硬質レジンジャケット冠はレジンのみの被せ物で、前から5番目の歯まで(中切歯・側切歯・犬歯・第一小臼歯・第二小臼歯)が保険適用範囲となっています。

硬質レジンジャケット冠のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
  • 見た目が白く審美性が高い
  • 金属アレルギーの心配がない
  • 治療回数が比較的少ない
  • 歯ぐきが黒ずむ心配がない
  • ひび割れやすり減りが起こりやすい
  • 長期間の使用により変色することがある
  • 大臼歯には使用できない
  • セラミックと比べると審美性が劣る

硬質レジンジャケット冠は金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。

加えて金属により歯ぐきが黒ずむリスクもありません。

しかしレジンのみを使用した被せ物のため、長期間の使用により変色したりひび割れやすり減りが起こったりすることがあります。

硬質レジンジャケット冠の保険適用費用は、4,000〜7,000円程度が目安です。

CAD/CAM冠

CAD/CAM冠はセラミックとレジンを組み合わせた材質で、歯型のスキャンデータをもとにコンピューターで設計・製造する被せ物です。

以前よりも保険適用範囲が広がり、現在は前歯から第一大臼歯までの治療に使用できます。

CAD/CAM冠のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
  • 金属アレルギーの心配がない
  • 治療期間が比較的短い
  • 天然歯の硬さに近く違和感が少ない
  • プラスチックの歯と比べて汚れが付きづらい
  • 歯ぎしりや食いしばりにより割れる可能性がある
  • 接着しづらいため外れてしまうことがある
  • 長期間の使用により変色することがある

CAD/CAM冠は天然の歯の硬さに近いため、噛み合う歯にダメージを与えにくい特徴があります。

しかし強度はあまり高くないため、歯ぎしりや食いしばり癖があると割れてしまう可能性があるため注意が必要です。

CAD/CAM冠の保険適用費用は6,000〜8,000円程度が目安となります。

銀歯を白くする自費治療の種類

歯

銀歯を白くする自費治療には以下の4つの種類があります。

  • ハイブリッドセラミック
  • オールセラミック
  • ジルコニア
  • メタルボンド

ここでは上記4種類についてそれぞれ解説します。

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックはセラミックとレジンを組み合わせたもので、保険適用で使用されるレジンにセラミックの良さが加わった材質といえるでしょう。

ハイブリッドセラミックの種類や治療する歯科医院の条件、歯の部位などの条件を満たしていれば、保険が適用されますが、ほとんどの場合は自費診療となります。

ハイブリッドセラミックのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
  • オールセラミックと比べて安価
  • 金属アレルギーの心配がない
  • レジンよりもナチュラルな仕上がりになる
  • 長期間の使用により変色することがある
  • オールセラミックと比べて傷つきやすく咬耗・摩耗が起こりやすい

ハイブリッドセラミックはレジンよりもナチュラルな仕上がりになり、オールセラミックと比べて安価なため、審美性と費用どちらも重視したいという人におすすめです。

オールセラミック

オールセラミックはセラミックのみでできた詰め物や被せ物で、審美性と機能性を兼ね備えています。

オールセラミックのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
  • 天然歯の再現性が高い
  • レジンや金属素材と比べると変形・変色のリスクが少ない
  • 金属アレルギーの心配がない
  • 銀歯と比べて衝撃に弱いため割れることがある
  • 歯を削る量が多くなる

オールセラミックは銀歯と比べると衝撃に弱いため、割れてしまう恐れがあり、食いしばりや歯ぎしりがある方には適さない場合があります。

上記のようなデメリットがあるものの、天然歯に限りなく近い美しさを再現できるため、審美性を重視したい方や前歯の治療で見た目を気にする方におすすめです。

ジルコニア

ジルコニアは別名人工ダイヤモンドとも呼ばれるもので、セラミック系素材の中でも高い強度を持っています。

ジルコニアのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
  • 劣化や変色が起こりにくい
  • 強度が高く削れたり割れたりしにくい
  • 金属アレルギーの心配がない
  • 完成したものの研磨や微調整ができない
  • 金属と比べて歯を削る量が多い

ジルコニアは強度が高いため、削れたり割れたりしにくいメリットがあります。

しかし完成したものの研磨や微調整ができないため、合わない場合は再作成の必要があり、治療期間が延びてしまうことがあります。

強度を重視したい方におすすめの治療方法です。

メタルボンド

メタルボンドは外から見える部分はセラミック、中身は金属で構成される被せ物で、金属とセラミック両方の長所を併せ持っています。

メタルボンドのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
  • 天然歯に近い見た目
  • 中身が金属のため割れにくい
  • 変色しにくい
  • 金属アレルギーの方は使用できない場合がある
  • 内側の金属によって歯ぐきが黒ずむことがある

メタルボンドは金属の強度とセラミックの審美性どちらも併せ持っているのが大きなメリットです。

しかし金属が使われているため、金属アレルギーの方は使用できない場合があります。

貴金属を使用することでアレルギーの発症リスクを抑えられるため、心配な方は医師に相談してみると良いでしょう。

銀歯を白くするメリット

歯

銀歯を白くするメリットは5つ挙げられます。

  • 見た目が美しくなる
  • 金属アレルギーの心配がなくなる
  • 金属より長持ちする
  • 歯ぐきの変色を避けられる
  • 虫歯になりにくくなる

ここでは上記5つのメリットについてそれぞれ解説します。

見た目が美しくなる

銀歯を白くすることで、見た目が大幅に改善されます。

白い詰め物や被せ物は天然の歯とあまり見分けがつかないため、笑顔に自信が持てるようになります。

特に前歯など目立つ部分に銀歯がある場合、その差は一目瞭然です。

金属アレルギーの心配がなくなる

銀歯をセラミックや樹脂などの白い素材に替えることで、金属アレルギーのリスクを避けることができます。

金属アレルギーは口腔内に炎症を引き起こし、長期間にわたって健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

非金属素材はアレルギーを引き起こすことが少ないため、安心して使用できるでしょう。

金属より長持ちする

セラミックやコンポジットレジンなどの材料は、金属よりも耐久性が高く、長持ちする傾向があります。

これらの素材は硬度が高く日常の咀嚼や摩耗に強いため、寿命が比較的長いです。

さらに色が変わりにくい特性があり、長期間にわたり美しい見た目を維持できます。

歯ぐきの変色を避けられる

銀歯は時間が経つにつれて、歯ぐきが黒ずんだり、変色したりすることがあります。

これは、金属イオンが周囲の組織に浸透するためです。

白い詰め物や被せ物に交換することで、このような歯ぐきの変色を避けることができます。

歯ぐきを健康的なピンク色に保つことで、口元の美しさと清潔感を維持できるでしょう。

虫歯になりにくくなる

銀歯を白い素材に替えることで、虫歯のリスクが低減します。

セラミックやコンポジットレジンは歯との接着性が高く、隙間ができにくいため、虫歯菌が入り込みにくいです。

銀歯を白くするデメリット

歯

銀歯を白くするデメリットは以下の3つが挙げられます。

  • 費用が高い
  • 衝撃に弱くなる
  • 歯を削る量が増える

ここでは上記3つのデメリットについてそれぞれ解説します。

費用が高い

銀歯を白くする治療法は、比較的費用が高額であるデメリットがあります。

保険が適用されない場合は全額自己負担となり、その費用は治療の範囲や使用する材料の種類によって変わります。

審美性に優れているセラミックの詰め物や被せ物は、1本あたり数万円から十数万円の費用がかかることがあるため、経済的な負担が大きくなりやすいです。

衝撃に弱くなる

セラミックは衝撃に弱いというデメリットがあります。

強く噛んだり歯ぎしりをしたりすると、割れたり欠けたりすることがあるため、日常生活で注意が必要です。

特に奥歯など噛む力が強くかかる部分では、耐久性に対する懸念が生じることがあります。

このような理由から、セラミックの詰め物や被せ物は慎重に検討しなくてはいけません。

歯を削る量が増える

銀歯を白い詰め物や被せ物に交換する際、歯を削る量が増えることがあります。

特にセラミックを使用する場合、厚みや形状を考慮して、健康な歯質も削らなければならない場合があるのです。

これにより歯の構造が弱くなる可能性があり、将来的な歯の健康に影響を与えるリスクがあります。

削る量が多くなると、治療後の歯の感度や痛みが増すこともあります。

まとめ

銀歯を白くしたい場合は保険が適用される治療と自費治療のどちらかを選ぶことになりますが、費用を安く抑えたいなら自費治療、審美性を重視したいなら自費治療の中から選ぶとよいでしょう。

特に前歯などのよく見える部分は、審美性の高いセラミックの詰め物や被せ物がおすすめです。

審美性や強度、費用など、自分の重視したい要素を踏まえたうえで選んでみてください。

ラビット歯科では、歯を白くするための治療に対応しています。

保険適用のCAD/CAM冠の自院製作も行っているため、銀歯の見た目で悩んでいる方はぜひ当院まで気軽にご相談ください。



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